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奈良美智の作品のひとつである「犬、Screen Memoryより」は、1999年に製作された作品です。奈良美智といえば、2006年に製作された「あおもり犬(青森県立美術館所蔵)」が広く知られていますが、「犬、Screen Memoryより」はその先駆けとなった作品です。この作品が製作された1990年代後半あたりからモチーフのデザインが確立されてきた、ともいわれています。
こちらの作品は、美術館の展示室の壁を犬が突き抜けているデザインが印象的です。描かれている犬は、自分の足で立ってはいるものの眠そうな表情、しかし、微笑んでいるようにも見えます。
2022年12月現在、「犬、Screen Memoryより」は青森県立美術館で見ることができます。
「犬、Screen Memoryより」のみならず、同美術館では、1998年より奈良美智作品の収蔵をはじめており、コレクション展では展示替えを行いながら常時奈良美智が手がけた作品を展示していますので、多くの作品を見たいと考えている方はぜひ足を運んでみると良いでしょう。
さらに美術館の敷地に内には、上記でも少しご紹介している美術館のシンボル的な作品「あおもり犬」や、ブロンズ像「Miss Forest / 森の子」など、建築空間を意識して製作された作品もあります。