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白髪一雄の「陽華公主」は、フット・ペインティングと呼ばれる白髪一雄独自のスタイルで描かれた作品です。キャンバスの上に油絵具を置き、天井から吊り下げたロープに捕まって足を筆がわりにして描いているため、大胆な画風が楽しめる作品となっています。
「陽華公主」という作品は、さまざまな青色がキャンバスの上で入り混じる中に、朱色や黄色、白が中央でぶつかっているという構図。強い勢いが感じられる部分と、その勢いを止めている部分が一枚の絵に混在している点が特徴。白髪一雄の身体性が感じられる作品といえます。
2023年7月現在、陽華公主を常設している美術館の情報は得られませんでした。
こちらの作品は、現在は千葉市美術館に所蔵されているようですが、展覧会で展示が行われていたこともあったようですので、機会があれば実際の作品を鑑賞できるタイミングもあるかもしれません。
そのため、陽華公主を鑑賞してみたいと考える場合には、国内の美術展情報をまめにチェックしておくと良いでしょう。