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私の魂を乗せてゆくボート

作品解説

草間彌生「私の魂を乗せてゆくボート」

引用元:This is Media https://media.thisisgallery.com/works/yayoikusama_28

既成の手漕ぎボートの表面に、カラフルな無数の突起物をセッティングすたソフトスカルプチャー。同じコンセプトで無数の男根をイメージした「The Man」や「トラヴェリング・ライフ」に共通する作品です。

かつて草間が無数の男根で表現した思想は、終わりのない増殖と反復。そのボートに乗った「私の魂」もまた、終わりのない世界へと向かっているということなのでしょうか。背景に描かれている松の絵とのマッチングも衝撃的です。

作品詳細

私の魂を乗せてゆくボートを見られる美術館

私の魂を乗せていくボートは、長らく京都・祇園にあるフォーエバー現代美術館で所蔵・展示されていましたが、残念ながら同館は2019年2月に閉館。2022年3月現在、私の魂を乗せていくボートを常設展示している美術館を見つけることができませんでした。

フォーエバー現代美術館が閉館してから、長くファンの目から遠ざかっていた私の魂を乗せていくボートですが、2021年、米子市立美術館(鳥取)にて開催された「フォーエバー現代美術コレクション 草間彌生展」で、実に約2年ぶりに同作品が一般公開されました。作品を懐かしむファンが、全国から多く鑑賞に訪れました。

私の魂を乗せていくボートは、草間が生み出してきた数々の作品の中でも代表作の一つ。今後も、草間の作品を紹介するスポットのイベントでは、お目にかかれる機会も訪れるのではないでしょうか。