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灰皿は1990年に制作されたシルクスクリーン作品です。
草間は幼少期から統合失調症に悩まされており、草間の代表的なモチーフである水玉模様や網目も幼少期に体験した幻覚がもとになっています。灰皿をモチーフとした今作品においても水玉や網目がポップな配色で描かれており、草間が描く独特な世界観を堪能することが可能。草間彌生というとかぼちゃや植物をモチーフとした作品の印象が強い方でも、その独特な世界観で草間が手掛けた作品だと分かるでしょう。
この作品より以前の1988年にも、灰皿をモチーフとしたシルクスクリーン作品を制作しています。
1990年制作の灰皿を見られる美術館の情報は確認できませんでした。同じく灰皿をモチーフとしていて1988年に制作された作品については、福岡市美術館に所蔵されています。福岡市美術館では、屋外広場に展示されている立体作品「南瓜」をはじめ、30作以上の草間作品を所蔵(2024年4月時点)。所蔵されている作品はコレクション展や企画展で公開されるため、詳しくは福岡市美術館のHPをご確認ください。