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2019年、個展「スーパーフラットドラえもん」で作品の前に立つ村上隆。
ネオポップは、1980年代のアメリカ(とくにニューヨーク)で大きなムーブメントを起こした「シミュレーショニズム」から影響を受けた、日本独自のアート分野です。(シミュレーショニズムは、大衆芸術のイメージをサンプリング、カットアップ、リミックスなどの手法でアプロプリエーションするのが特徴)
具体的には、村上隆(むらかみたかし)、中原浩大(なかはらこうだい)、奈良美智(ならよしとも)、太郎千恵蔵(たろうちえぞう)、中村政人(なかむらまさと)といった、1990年前後に出てきた日本の若手美術家やその作品を表します。
上に挙げた若手美術家の多くは海外留学の経験を持っており、いわゆる"逆輸入"というかたちでその名を世に知られるようになりました。逆輸入で日本の主に若者から評価・人気を得て、再び海外に進出しさらに高い評価を得る…という流れです。
その多くは、「ジャパニメーション(日本製のアニメーション)」の流行に連動したものだったといえるでしょう。
それぞれの美術家の代表作品を、以下にまとめてみました。
ちなみに「ネオポップ」という名称は、アニメやコミックといった日本のサブカルチャーを多く用いるその作風が、「ポップアート」に通じることに由来していると言われています。
引用元:note https://note.com/kyoukone/n/n3339870cd9d1/
引用元:アートペディア https://www.artpedia.asia/yoshitomonara/
見ただけで「奈良美智だ」とわかる特徴的な絵に、国内外問わずファンが多い作家です。
奈良美智はこちらでも紹介しています。
引用元:Gallery Nomart http://www.nomart.co.jp/gallery/artist/kodai_nakahara.php
関西を拠点に活動する若手作家たちのグループ「関西ニューウェーブ」の中心人物。
村上隆にも大きな影響を与えた作家です。
さらに、1975年以降の《非-文明》になると、文明の座礁が出現します、ですので、座礁が、現代美術の根拠になります。
— 彦坂尚嘉 (@hikosaka) March 6, 2020
たとえば、村上隆さんの美術を、ネオポップと捉えるのは、私は違うと思っています。村上の根拠になっているのは、《白痴主義》という、人間の知性の座礁だと思います。 pic.twitter.com/1Et1hP6XjZ
好きな作品の系統としては、芸術だと主に泉太郎さんや田村友一郎さんの作品など映像インスタレーションが多いですね。奈良美智さんのお作りになるものも大好きです!(いわゆるネオポップ、かな)
— おのれん (@onoren6996) March 5, 2020
日本のマンガやアニメの文化を色濃く投影したポップアート。世界からの注目が高まったのは、やはり村上隆の影響が大きいでしょう。
現代アートから骨董・古美術までを扱う「本郷美術骨董館」代表。20歳から草間彌生の作品を集めているコレクターでもある。BSフジで放送中の、若手日本アーティストを紹介する番組「ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~」制作提供も行っている。お店では鑑定をするかたわら、テレビ・ラジオなどにも出演し、現代アート界を盛り上げている。
2006年、16億円でこの作品が落札されたニュースが駆け巡った際「下品なフィギュアが高額で落札された」「これが日本と思われるのはイヤ」などと否定的な意見が多かった記憶。
村上隆のすごさはどこにあるのか…「日本の美術を再解釈して英語に翻訳し、その延長線上に自身のアートを位置付けたこと」引用元:翠波画廊 https://www.suiha.co.jp/column/村上隆のどこがスゴいのか?(前編)/というのが、わかりやすいかもしれません。
村上隆はこちらでも紹介しています。