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草間彌生の代表的なモチーフである水玉模様のかぼちゃの家が描かれており、ぽっかりと開いた家の窓からは女の子が「こんにちは」とこちらに声をかけるように顔を出しています。
草間彌生はシルクスクリーンを中心にたくさんの版画作品を制作していますが、今作のように人が描かれているものは多くありません。赤と黒の背景に描かれた水玉模様のかぼちゃの家、3時を示す時計が中央にある花、地面に無造作に転がる大きな飴玉など、シュールな世界観と強烈な色彩を堪能できる作品です。
「こんにちは」は、草間彌生の故郷、長野県松本市にある松本市美術館に所蔵されています。松本市美術館には来館者を出迎える巨大なパブリック彫刻をはじめ、草間彌生の作品が400点余り所蔵されており、ファンにとっては見どころ満載の美術館です。
また、2022年4月21日から2025年3月31日まで「草間彌生 魂のおきどころ」と題したコレクション展を開催。初期作品から最新シリーズ「わが永遠の魂」までの作品が展示され、日本が世界に誇る現代アート作家・草間彌生の創作活動をたどれる展示会となっています。