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「太陽の「赤い光」を宇宙の果てまで探してきて、それは直島の海の中で赤カボチャに変身してしまった」と草間自身が語る作品。かぼちゃモチーフの作品は草間作品の中で多く登場しますが、作品が作られ始めたのは1980年代初めのころからです。以来、主要な題材としてかぼちゃの作品が多く生み出されています。
この作品は太陽の力強さ、存在感が伝わってくるような作品。かぼちゃの中は空洞となっているので、作品の内部に入って楽しむこともできます。昼に真っ青の空のもとで見るのも美しい作品ですが、ライトアップされた夜にも鑑賞しに行きたい作品です。
赤かぼちゃは美術館に展示されている作品ではなく、香川県の直島に設置されている屋外展示作品。フェリーで直島を訪れたときに、三浦港に近づいていくとまず目に入る作品となっています。
赤かぼちゃが展示されている直島は、2010年に始まり、3年に1回開催されている「瀬戸内国際芸術祭」の会場になっています。この芸術祭には国内外から多くのアーティストが参加します。日本の離島の中でも現代アートが多く展示されている作品であることから、日本国内からはもちろん世界中から観光客が足を運んでいます。