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花芯

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作品解説

一面を埋めつくす花々の上に、草間彌生の代表的なモチーフである水玉模様が描かれた版画作品。

草間彌生は1979年から約350点の版画作品を手掛けており、その多くがシルクスクリーン作品です。本作「花芯」は、草間の版画作品でも珍しい銅版画で制作されています。モノクロの世界に深い陰影が刻まれており、シルクスクリーン作品とはまた違った表現や世界観を堪能できる点が魅力です。

作品詳細

花芯を見られる美術館

花芯は、長野県の松本市美術館に所蔵されています。松本市は草間彌生の故郷でもあり、松本市美術館では花芯のほかに巨大なパブリック彫刻「幻の華」をはじめとする400点余りの作品を所蔵。創作活動の初期からの軌跡をたどれる常設展も開催しており、日本が誇る現代アート作家・草間彌生の原点や世界観を体感できます(常設展の会期は2025年3月31日(月)まで)。

美術館の建物のガラスファサードにも高さ14m・長さ46mの草間作品が飾られており、巨大なパブリック彫刻と一緒に訪れた人を草間彌生が生み出すアートの世界へと誘ってくれます。松本市を訪れた際は、ぜひとも足を運んでおきたい美術館です。

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