【世界一ゆるい】現代アートの歩き方 » 現代美術を楽しむうえで知っておきたいアーティスト » 奈良美智 » Fountain of Life

Fountain of Life

このサイトは 「本郷美術骨董館」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

作品解説


引用元:This is Media  引用元:This is Media  https://media.thisisgallery.com/works/yoshitomonara_28

こちらの「Fountain of Life」は、直訳すると人生の泉、あるいは噴水という意味合いになります。巨大なティーカップのなかに、犬の着ぐるみのようなものを纏った子ども達が、頭部が折り重なるように配置されています。一見すると、いわゆるポップアートのような趣にも感じますが、よくよく観察すると、子ども達の目からはポロポロと流れる涙…。

奈良美智は少年時代を在日米軍・三沢基地の近くで過ごした影響もあり、平和や反戦へのメッセージを自身の作品に多く描いてきていましたが、この作品も、そうした想いが強く込められているとのこと。見る者は、思わず背筋を伸ばし、神聖かつ厳格な雰囲気に包み込まれると評されています。

作品詳細

Fountain of Lifeを見られる美術館

上記の通り、「Fountain of Life」は個人所蔵となっており、美術館に常設展示はなされていません。ただし、2022年7月30日から10月10日まで愛知芸術文化センターなど複数会場で開催された国際芸術祭「あいち2022」のオリナス一宮会場には、Fountain of Lifeの特別展示がなされました。今後もこうした特別展示の期待は持てますので、ぜひ、情報をマメにチェックしてみてください。

現代アートの種類や楽しみ方を
詳しく見る