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ポストモダン芸術家として名前が挙がるロイ・リキテンスタイン。
ポストモダンアートは、「近代美術」の後に登場した美術運動です。それまでの近代美術的側面を否定、あるいはその余波から発展して生まれたものといえるでしょう。
現代アートそのものを指すという意見もあり、近代美術とポストモダンアートの両方を包括して「近現代美術」という呼び方をすることもあり、現代芸術と呼ばれるすべての芸術がポストモダンではないという見方もあり、
一般的には、「コンセプチュアルアート」「インターメディア」「インスタレーション」「マルチメディア」「ビデオ・アート」などがポストモダンアートの代表的なものとされています。
高名な美術批評家・アーサーダントーは、「ポストモダンアートは、多少なりともコンセプチュアルアートを基にしている」と語っています。 コンセプチュアルアートは1960年代後半~1970年代にかけて出現した前衛美術のムーブメントで、視覚的・技術的なことより"裏にあるコンセプト(含意・思想・観念等)"を重視するアートをいいます。
また、ポストモダンアートの特徴として、近代美術とは異なる表現方法が挙げられます。
たとえば、絵具でなく既成物を利用する表現(「レディ・メイド」「ブリコラージュ」など)や、極限まで簡素化して表現する「ミニマリズム」、芸術家自身の身体が作品となり作品のテーマともなる「パフォーマンスアート」、ハイアートとロウアートの境界線を曖昧にする表現、従来の美術様式や主題を現代のものに置き換える表現などです。
上の説明で書いたように、定義も様々かつ、意味も広いため、この人!というのは言い難いというのが本音。
一部の人を以下にご紹介します。
キッチュ性を表現した作品で知られる、アメリカ現代アート界の代表的な美術家。訴訟、炎上、なんでもござれのスキャンダラスなアーティストでもあります。
ジェフ・クーンズはこちらでも紹介しています。
ハーストとか村上隆とか、、ポストモダンアートってことになるんだろうが、どうしても心の底から賛同する気にはなれない。 https://t.co/jHI5jB6hKi
— 아라이 켄 (@araiken1964) September 13, 2019
ポストモダンがモダンアートの終わりの永遠化だとすれば、ポストモダンアートの終わりを促すのは、モダンアートのシミュラークルだろう。マチエールを強調した抽象絵画のシミュラークルの純粋化の極限で、モダンの何かに似ているが何にも似ていない作品となる。そのような絵画が現在制作されている。
— 市原研太郎 (@kentaroichihara) July 29, 2019
ポストモダンがどこからどこまでか、どんな作家がいるのかなど、人によって意見がわかれるところです。あまりジャンルは考えずに、好きなものは好きと楽しんでください(笑)。
現代アートから骨董・古美術までを扱う「本郷美術骨董館」代表。20歳から草間彌生の作品を集めているコレクターでもある。BSフジで放送中の、若手日本アーティストを紹介する番組「ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~」制作提供も行っている。お店では鑑定をするかたわら、テレビ・ラジオなどにも出演し、現代アート界を盛り上げている。
ポップ・アート界のキング、アンディ・ウォーホル。日本でも人気が高いアーティストです。
アンディ・ウォーホルはこちらでも紹介しています。