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赤一色でキャンバスいっぱいに描かれた「浄風吹炎」は白髪一雄の作品です。
白髪一雄は自身の足を筆がわりにして描くフット・ペインティングという技法で日本のみならず世界的にも高く評価されていることで知られている画家。こちらの浄風吹炎もそのフット・ペインティングで描かれた作品となっています。
フット・ペインティングでは床にキャンバスを広げ、その上に絵の具を置き、天井から吊り下げたロープにつかまりながら足を筆のようにしながら描いていくため、非常にダイナミックな印象を受ける作品が出来上がります。作者の白髪一雄は70歳を超えてもこの手法を用いて絵を描き続けました。
2023年4月現在、浄風吹炎を常設展示している美術館の情報は見つけられませんでした。
こちらの作品は富山県美術館所蔵のものとなっていますが、同美術館では過去に「コレクション展」としてこの白髪一雄の「浄風吹炎」を含む展覧会を開催したこともあります。
そのため、今後もいずれかのタイミングで展示される可能性も考えられますので、こちらの作品を実際に見てみたいと考えている方はぜひ展覧会の情報をチェックしておくことをおすすめします。