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奈良美智は世界的に評価されている日本の代表的な現代美術作家の1人で、にらみつけるようなまなざしの少女や犬をモチーフにした絵画で知られています。
Rainy Dayにも奈良作品のメインモチーフとなる少女と犬が描かれており、銅版画の技法であるアクアチントで表現された作品です。アクアチントは水彩画のように濃淡を表現できるのが特徴で、本作品においても薄墨のような独特な表現でどんよりとした雨模様とアンニュイな雰囲気が描かれています。
2019年に代官山の「ヒルサイドフォーラム」で開催された第31回SBIアートオークションにて、Rainy Dayを含む奈良美智の作品が複数出品され、推定落札価格150万~250万に対し、276万円で落札されました。
Rainy Dayは、奈良美智の出身地である青森の青森県立美術館に所蔵されています。青森県立美術館では1998年から奈良美智の作品を収蔵しており、170点を超える作品を有しているとのこと。また、美術館の敷地に、巨大な白い犬の立体像「あおもり犬」が設置されていることでも有名。青森県内では、そのほかにも十和田市現代美術館や弘前れんが倉庫美術館で奈良美智の作品を鑑賞できます。