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1990年、奈良がドイツに留学している時に描かれた「続いていく道に」。現在の奈良は、「頭の大きな目つきの鋭い女の子」や「不思議な形をした犬」などをモチーフに数々の作品を生み出し続けていますが、この作品は、現在の奈良の特徴が生まれる前に描かれた貴重な代表作とされています。
現在とは画風が異なるものの、描かれている対象は「女の子」と「動物」。のちの奈良作品へと通じるモチーフが、この時すでに奈良の頭の中には生まれていたのかも知れません。
「続いてゆく道に」は青森県立美術館に展示されています。ご存知の通り、青森は奈良の故郷でもあることから、館内には「続いてゆく道に」の他にも多くの奈良作品を展示。同館の象徴として知られる高さ8.5mの「あおもり犬」は、奈良が手掛けた作品として有名です。
奈良作品の他にも、同じく青森出身の棟方志功や寺山修司の作品も数多く展示。また、草間彌生やピカソ、マティス、クレー、シャガールなど、国内外の著名現代アーティストの作品も豊富に展示しています。
広々した館内には、ショップやカフェも常設。建物に隣接する三内丸山遺跡とあわせて、一日中、家族で楽しめるスポットです。