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青波

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作品解説

1979年に制作された「青波」は、縦130.5cm×横162.2cmのキャンバスいっぱいに深い群青から透明感のあるライトブルーまで、さまざまな“青”が波頭のごとくうごめく一作です。

画面には濃淡さまざまな青が重なり合い、深く沈んだ部分はほとんど黒に近く、逆に薄く伸ばされた部分では透明感のある鮮やかな青が浮かび上がります。波が砕け、光を反射し、揺れ動くさまが抽象的な構成で表現され、まさに“青波”というタイトルにふさわしい印象を与えます。

近づいて見ると、絵具の盛り上がりや足跡の流れがはっきりと確認でき、まるで海中を泳ぐようにして画面を移動した白髪の動きが、視覚的にも触覚的にも迫ってきます。青を基調とした清涼感あふれる色彩と、凹凸のある絵具の質感が相まって、静と動が同居するような不思議な力を感じさせます。

作品詳細

青波を見られる美術館

《青波》は、埼玉県立近代美術館(MOMAS)に所蔵されています。

同館は1982年、北浦和公園内に開館し、国内外の近・現代美術の優れた作品を幅広く収蔵・展示しています。館内にはグッドデザインの椅子を体験できる展示や、本格イタリア料理が楽しめるレストラン、美術書やアートグッズが揃うミュージアムショップも充実。アートとともに豊かな時間を過ごすことができる空間です。

白髪一雄の油彩作品としては本作《青波》のみが所蔵されており、ほかには版画作品《籟》《溪》《芬》《布》《蘊》《繁》《駿》が収蔵されています。

展示スケジュールは会期ごとに変わるため、鑑賞を予定される際は公式サイト内のMOMASコレクションページで最新の展示情報を確認してから訪れるのがおすすめです。

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