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メルティング・ムーン

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作品解説

白い円盤のようなプレートに、ふわりと浮かぶ子どもや動物の顔たち。まるで月面のあちこちから顔を出すように、ぽこぽこと柔らかい立体が配置されています。

白くつやのある素材は光を優しく受け止め、時間帯によって印象が変わるのも特徴のひとつです。

この作品には、奈良美智自身のこんな言葉が添えられています。

「日が暮れて丸い月が夜空に輝くとき、僕はいつも懐かしい気持ちになる。犬がほえたり猫がないたりして、遊びつかれた子供たちの顔が、月の中にたくさん見える。」

作品詳細

作家紹介:奈良美智について

1959年、青森県弘前市生まれ。国内外で高く評価される現代美術作家。にらみつけるような目をした少女のドローイングや、アクリル絵具による絵画で広く知られています。作品には、不安や孤独、反抗心など、複雑な感情が静かに表現されています。

1990年代以降はドイツでの活動を経て、世界各地の美術館やギャラリーで展覧会を開催。日本をはじめ、ロサンゼルス、香港、ドイツなどでも熱烈な支持を集めています。

絵画だけでなく、立体、ドローイング、インスタレーション、さらにはレコードジャケットのデザインまで、表現の幅は多彩。音楽や文学からの影響も作品に色濃く表れています。

メルティング・ムーンを見られる美術館

《メルティング・ムーン》は美術館ではなく、兵庫県赤穂市の赤穂市立図書館に常設展示されています。静かで落ち着いた図書館の空間に、まるで月が浮かんでいるかのように展示されており、その幻想的な雰囲気が印象的です。

赤穂市立図書館は、2002年に開館した全面ガラス張りの明るい建物で、同年にグッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)を受賞。さらに2013年には『日本の最も美しい図書館』の一つにも選ばれています。

この図書館では、《メルティング・ムーン》のほかにも、山崎正義の彫刻《おはようの群像》や、草間彌生によるグラスアート作品《夜空の銀河》など、多彩なアート作品を鑑賞できます。

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