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「天富星撲天雕(てんふせいはくてんちょう)」は、縦およそ1.8m、横およそ2.8mの大型のキャンパスに描かれた大作。白髪一雄が幼いころから愛読してきた「水滸伝」に登場する豪傑たちのイメージが描かれた「水滸伝シリーズ」のひとつとなっています。こちらの作品は作者のお気に入りのひとつであり、長らく本人の手元に有ったといわれています。
白髪一男は天井からロープを吊るし、絵の具を広げたキャンパスの上を素足で滑走するといったアクション・ペインティングを展開して国内外で高い評価を得ている画家です。この天富星撲天雕もそのアクション・ペイティングで描かれたダイナミックな作品となっています。
白髪一雄は尼崎市ゆかりの抽象画家であることから、「天富星撲天雕」は、兵庫県尼崎市にある白髪一雄記念館に所蔵されています。
こちらの記念館では、白髪一雄の作品を見ることができる展示を行っています。2022年にも「第20回展示「ワールドワイド白髪一雄」」が開催されていますので、作品を見たいと考えている方はぜひ展示情報をチェックしておくことをおすすめします。