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ぶどう

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作品解説

草間彌生は種苗業を営む旧家で生まれ、幼少期から植物に囲まれて育ったこともあり、植物をモチーフとした作品を多く発表しています。そのなかでも丸い粒がいくつも連なったぶどうは、草間作品の代名詞とも言える水玉模様とも親和性が高いモチーフです。そのためか、ぶどうをモチーフとした作品がいくつか制作されています。

1983年に制作されたシルクスクリーン作品では、球体のぶどうの粒にさらに水玉が執拗に描かれており、無限に増殖するかのようなそれは細胞のようにも見えてきます。また、葉には網目が葉脈のごとく描かれ、その細かさに思わず目を引き込まれる作品です。

作品詳細

ぶとうを見られる美術館

1983年に制作された「ぶどう」は、福岡市美術館に所蔵されています。福岡市美術館では草間彌生の作品を30点以上所蔵しており、一部の作品はコレクション展で鑑賞することが可能。また、屋外には1994年に制作された巨大なかぼちゃの立体作品も展示されているため、美術館に足を運ぶ際はぜひとも鑑賞したい作品です。展示作品の詳細については、福岡市美術館の公式HPをご確認ください。

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