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草間彌生の立体作品の1つ。
いちごをモチーフにした作品というと、可愛らしいものを思い浮かべる人が多いでしょう。そんな可愛らしいいちごも、草間彌生の手にかかれば強烈なインパクトを与える作品へと仕上がります。コロンとした可愛らしいフォルムはそこになく、上から押しつぶされたような無残な姿に。さらにフジツボのような小さな穴がひしめき合っており、人によっては不快感や嫌悪感を覚えて目をそむけたくなるかもしれません。
いちごの上には砂糖のようなものがかかっていますが、いちごのみずみずしさや甘酸っぱい香りはおそらくそこにはなく、食べるのに勇気がいるシロモノです。ただ、それでもどんな味がするのか気になるとフォークを手に持つ人が、草間彌生の世界観にどっぷりとハマってしまう人なのかもしれません。
草間彌生のいちごを見られる美術館の情報は、残念ながら確認できませんでした(2024年4月時点)。そのほかの作品については、新宿にある草間彌生美術館をはじめ、十和田現代美術館(青森)や松本市美術館(長野)、福岡市美術館(福岡)などに所蔵されています。草間彌生の世界観に触れてみたいという人は、展示会の情報をチェックしてみましょう。