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ゴールドで作られた立体作品。ゴージャスなハイヒールからキノコのようなものがニョキッと生えている不思議なオブジェです。見ようによってはグロテスクにも見えるそのミスマッチさが、草間彌生作品の魅力と言えるでしょう。金と銀のカラーバリエーションがある作品ですが、その数は各30体ほど。希少価値が高い作品です。
「靴」は草間彌生が手掛ける作品によく登場する題材。中でも「ハイヒール」は特別な意味を持つモチーフです。綺麗で強く、自立した女性の象徴。女の身一つで世界と戦ってきた草間の生き様を反映しています。「素敵な靴はより良い場所へと主人を連れて行ってくれる」そんな想いも込められているのでしょう。
ハイヒールモチーフが草間彌生作品に初めて登場したのは、1983年に制作されたアクリル画。その後、様々な素材・技法で取り入れられている、草間彌生を代表するモチーフの一つです。
Bow Shoes(Gold)を見られる美術館の情報は、残念ながら確認できませんでした(2024年8月時点)。草間彌生が手掛けた別のハイヒールモチーフ作品は、鹿児島にある霧島アート内の森のホールで見られます。