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信濃路

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作品解説

草間彌生の生まれ育った長野県は、県土の約8割を山林が占めており、信州百名山という言葉もあるほど山の多い県です。1983年に制作された本作品にも、草間が幼い頃から見ていたのであろう山々が連なる故郷の風景が描かれています。

草間彌生の代名詞とも言える水玉や網目模様は、幼少期に体験した統合失調症による幻視がもとになっています。本作品にも網目の空や水玉模様の山々が描かれており、もしかすると幼少期の草間が見た故郷の風景はこのような世界だったのかもしれません。

本作品のほかにも、故郷への想いを描いた「花さける信濃路」という作品を制作しています。

作品詳細

信濃路を見られる美術館

信濃路を見られる美術館の情報は、残念ながら確認できませんでした(2024年4月時点)。草間の生誕地である長野県松本市では、松本市美術館にて草間の作品が多数所蔵されています。草間彌生という日本を代表する現代アート作家が、どのような場所でその独特な感性を育んできたのか知りたいという方は、松本市美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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