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Lonely Moon / Voyage of the Moon

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作品解説

《Lonely Moon / Voyage of the Moon》は、奈良美智が長く描き続けてきた少女のモチーフを、円形の支持体に落とし込んだ作品です。皿のような立体的なかたちは、そのまま「月」を思わせ、絵画でありながら彫刻的な存在感もあわせ持っています。

大きな瞳の中には、繊細なきらめきが描かれ、宇宙や夜空を思わせる奥行きが感じられます。作品全体に施された多層的な色彩も、見る角度や距離によって表情を変え、静止した月がゆっくりと移ろっていくかのような感覚を生み出しています。

作品詳細

作家紹介:奈良美智について

1959年、青森県生まれ。愛知県立芸術大学大学院修了後、1988年にドイツへ渡り、デュッセルドルフ芸術アカデミーで学びました。その後ケルンを拠点に制作活動を行い、国際的な評価を確立していきます。2000年以降は活動拠点を日本に移し、現在も精力的に制作を続けています。

拗ねたような視線を向ける子どもや動物をモチーフにした作品は、奈良の代名詞とも言える存在です。無垢さと反抗心、孤独と優しさといった相反する感情を同時に内包する表現は、多くの人の記憶や感情と静かに共鳴してきました。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、世界各地の美術館に作品が収蔵されており、日本を代表する現代アーティストの一人として広く知られています。

Lonely Moon / Voyage of the Moonを見られる美術館

《Lonely Moon / Voyage of the Moon》は、石川県金沢市にある金沢21世紀美術館に所蔵されています。2004年に開館した同館は、1980年代以降に制作された現代美術作品を中心に収集・展示を行っている美術館です。

館内には、レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》やオラファー・エリアソンの作品など、国内外の現代アーティストによる代表的な作品が恒久展示として紹介されています。奈良美智の《Lonely Moon / Voyage of the Moon》も、そうしたコレクションの一環として収蔵されています。

展示の有無や展示場所は会期によって異なるため、鑑賞を希望する場合は、来館前に金沢21世紀美術館の公式サイトで最新情報を確認すると安心です。

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